先日から続いています父のふるさと安心院めぐり。
この日も良く晴れました〜。

安心院町と別府市の境界を流れる津房川をかける国境の橋。
ここからが安心院だとなんだか誇らしげ車から降りると何かを探しています。

橋の上から滝が見えました。「国境の滝」というそうです。
涼しそう。滝壺で遊びたいなあ〜。

それからは、父がはじめて魚釣りをしたという思い出の川にゆくと
草から顔を出すように
「安心院トラピスト修道院」と小さな看板が出ていました。
少しだけ寄り道。
細い道を不安な気持ちで車で上ってゆきます。

途中で「かやごもり分校」という不思議な学校がありました。
お休みの日でしたのでしーんとしていましたが、ちょっと気になる〜。
横目で見ながらまたずんずん、こんな山の中に本当にあるのでしょうか?

ありました。
静かな山の上にひっそりと。
近くの方でしょうか。畑仕事の合間にいらした感じの方が入ってゆかれたので
それに続いて聖堂の中へ。
すると一般の方のお祈りの場所から少し離れたところに、修道女達がお集まりになり
お祈りの時間が始まりました。
修道女の美しい声が響き渡りました。
聞いたことのない旋律の聖歌がやさしく心にしみこんでゆきます。
お昼の鐘の音と祈りの歌が天上へ。
幸せなひととき。

クリスチャンではない父は不安そうにしていましたが、手を合わせてお祈りをしていました。良かった〜。
外へ出ると神父様が声をかけて下さいました。
安心院出身です〜。父はまたうれしそうに神父様とお話していました。
自然が美しく、ここが好きだとおっしゃっていました。
山奥だけれども、週に一度バスがやってくるそうです。
そのバスに乗るのがとっても楽しみなのだそうです。
山に住んでいるお年寄りみんながこのバスを心待ちにしているそうです。
なんだかとても温かな気持ちになりました。
ありがとうございました。
つづく、、、。